はじめに
2024年1月からスタートするTBS日曜劇場『御上先生』に出演が決定し、注目を集めている若手俳優・奥平大兼さん。映画『MOTHER マザー』で演技経験ゼロからメインキャストに抜擢され、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後も数々の話題作に出演し、今や日本を代表する若手俳優の一人として確固たる地位を築いています。
特に「影のある役どころ」での繊細な演技は高く評価されており、10代特有の葛藤や心情をリアルに表現する能力は、多くの監督やプロデューサーから絶賛されています。今回は、そんな奥平大兼さんの素顔に迫ってみましょう。
演技未経験から一躍スターへと駆け上がった奥平さんの軌跡は、まさに才能の開花を体現するものといえるでしょう。ここでは、その人となりや、演技力の秘密に迫っていきたいと思います。
プロフィール
- 名前:奥平大兼(おくだいら だいけん)
- 生年月日:2003年9月20日
- 出身地:東京都
- 身長:173cm
- 血液型:O型
- 所属事務所:スターダストプロモーション制作2部
- 特技:バスケットボール、空手(初段)
- 趣味:芸術鑑賞、洋楽、クラシック音楽、ピアノ
奥平大兼という名前は、芸名ではなく本名として使用されています。
名前の「大兼」については、明確な由来は公表されていませんが、「大」は「大きい」や「偉大な」という意味を、「兼」は「兼ねる」や「両方を持つ」という意味を持つと考えられています。このことから、「多才であること」や「さまざまな才能を持つこと」を願って名付けられた可能性が高いとされています。実際に、芸術とスポーツの両面で才能を発揮している奥平さんは、その名前の意味を体現しているようにも見えます。
芸術やスポーツと多彩な才能を持つ奥平さんの基本情報をまとめました。特に芸術への造詣が深く、クラシック音楽やピアノを嗜むなど、文化的な一面も持ち合わせているところが印象的です。また、空手やバスケットボールといったスポーツでも実績を残しており、文武両道の才能の持ち主であることがわかります。
生い立ちと学歴
東京都で生まれ育った奥平大兼さんは、幼少期から多彩な面を見せていました。特に空手では目覚ましい活躍を見せ、6歳から12歳まで習得。2012年の「全国武道空手道交流大会」で形の部門において優勝という輝かしい実績を残しています。さらに、2013年には3位、2014年には準優勝と、継続的な成果を収めていました。
流派は日本拓道会空手連盟の松涛館系で、小学2年生時には「中上級(緑帯・紫帯)型の部」で2位、「低学年自由組手の部」でも2位を獲得するなど、型だけでなく実戦面でも優れた才能を見せていました。
学歴は東京成徳大学中学校に通い、中高一貫校である東京成徳大学高等学校へ進学。中学時代はバスケットボール部に所属し、部活動に打ち込む日々を過ごしました。友人関係も中学時代から高校まで変わらず、充実した学生生活を送っていたようです。
高校1年生から映画『MOTHER』の撮影が始まり、高校2年の夏に映画デビューを果たしています。撮影と学業の両立は決して楽ではなかったはずですが、着実にこなしていった姿勢からは、彼の持つ強い意志と努力家の一面が垣間見えます。
空手道場での修行やバスケットボール部での活動を通じて培われた精神力と身体能力は、現在の演技活動にも大きな影響を与えているはずです。特に空手で学んだ礼儀作法や心身の調和は、役作りにおいても重要な要素となっているのではないでしょうか。また、学生時代から文武両道で活躍してきた経験は、現在の多忙な俳優活動を支える基盤となっているように思われます。
デビューのきっかけ
奥平さんのデビューは、まさに運命的な出会いから始まりました。中学1年生の冬、渋谷駅で友人とはぐれて改札で足止めされていた時に、スターダストプロモーションのスカウトマンに声をかけられたのです。
しかし、すぐには芸能活動を本格的に始めませんでした。中学時代は部活動を優先し、芸能活動は消極的だったといいます。本格的な演技レッスンを始めたのは中学3年生で部活を引退してからでした。
そして運命の転機が訪れます。レッスン開始からわずか1か月後、映画『MOTHER マザー』のオーディションに挑戦。数百人の応募者の中から見事メインキャストに抜擢されました。長澤まさみさん演じる母親の息子・周平役を演じ、その演技は高く評価されました。
仲良しの芸能人
業界内でも多くの友人を持つ奥平さんですが、特に以下の方々との交流が深いとされています。
Snow Manのラウールさんとは、「居心地の良い存在」として認識し合う仲です。共演を通じて深い信頼関係を築いているようです。特に仕事の際にも自然体で接することができる関係性を築いており、お互いの成長を見守り合える存在となっています。
ドラマ『恋する母たち』での共演をきっかけに、宮世琉弥さんとも親密な友人関係を築いています。同世代の俳優として、何でも話せる存在として信頼し合っているとのこと。プライベートでも交流があり、互いの演技について意見を交換し合うなど、良き相談相手としても関係を深めています。
また、藤原大祐さんとも親しい友人として知られており、共演を通じて絆を深めています。同じように若手俳優として第一線で活躍する立場として、互いに切磋琢磨する関係を築いているようです。
さらに、ドラマ『最高の教師』で共演した窪塚愛流さんとも友好的な関係を築いています。同世代の仲間として、お互いの成長を見守り合う関係性を保っているとのことです。
同世代の若手俳優たちと良好な関係を築き、互いに刺激し合いながら成長している様子が伺えます。特に演技の面では、それぞれの個性を認め合いながら、高め合える関係性を築いているのが印象的です。このような関係性が、奥平さんの演技力の向上にも大きく貢献しているのかもしれません。
さいごに
演技経験なしからスタートし、わずか数年で日本を代表する若手俳優の一人となった奥平大兼さん。その実力と人間性は、多くの共演者やファンから高い評価を得ています。特に繊細な感情表現や、10代特有の葛藤やヒステリックな感情をリアルに表現する能力は、多くの監督やプロデューサーからも高く評価されています。
2024年からは『御上先生』への出演も決定し、さらなる活躍が期待されます。松坂桃李さん主演のこの作品で、生徒役として新たな一面を見せてくれることでしょう。また、『Cloud クラウド』『パレード』『PLAY!』など、複数の映画作品への出演も控えており、様々な役柄に挑戦する姿も楽しみです。
デビューから5年足らずで、これほどまでに多くの作品に出演し、高い評価を得続けている若手俳優は珍しいのではないでしょうか。これからも彼の俳優としての成長に注目していきたいですね。
デビューから常に注目を集め続け、着実にキャリアを重ねている奥平さん。その演技力の高さはもちろんのこと、人間性の豊かさも含めて、多くの人々から支持される存在となっています。今後も様々な作品で、新たな魅力を見せてくれることでしょう。映画、ドラマ、そして将来的には舞台など、さらに活躍の場を広げていく可能性も秘めており、これからの活躍にも大きな期待が寄せられています。
関連リンク
- Instagram:okudairadaiken_official
コメント