Chevonの読み方は?どのように結成された?グループの概要とおすすめ曲を紹介

Chevon
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はじめに

2021年に北海道札幌で結成された3ピースロックバンドChevon。独特な歌声と文学的な歌詞、予測不能な幅広いサウンドで注目を集めているバンドです。2024年には初のフルアルバムをリリースし、全国ツアーも大成功。今回は、そんなChevonの魅力を詳しく紹介していきます。

基本プロフィール

  • バンド名:Chevon(シェボン)
  • 結成:2021年6月9日
  • 活動拠点:北海道札幌市
  • メンバー構成:
    • 谷絹 茉優(やぎぬ まゆう)- ボーカル
    • Ktjm(きたじま)- ギター
    • オオノタツヤ – ベース
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バンド結成秘話

Chevonの結成は、まさに運命的な出会いから始まりました。当時、音楽専門学校でソロ活動をしていた谷絹茉優。ある日、同級生から「バンド向きのボーカルなのに、なんでバンドやらないの?」という何気ない一言をかけられます。これがきっかけとなり、その同級生を通じて優れたギタリストのKtjmと出会うことに。さらに、Ktjmの大学の軽音サークルからオオノタツヤが加わり、現在の3人編成が完成したのです。

バンド名の由来

「Chevon」というバンド名を決める際、メンバーたちは居酒屋で案を出し合っていたそうです。しかし、全員が酔っぱらいすぎていて、翌朝メモを見返したときに、まともな名前として残っていたのが「Chevon」(成人したヤギの肉の意)だけだったとか。ヤギつながりで谷絹の名字にも関連していることから、これに決定したそうです。

お酒の席での決定とは思えないほど、センスの良いバンド名ですよね。偶然が生んだ必然とでも言いましょうか。

音楽性と特徴

Chevonの音楽は、谷絹茉優の唯一無二の歌声と文学的な歌詞が特徴です。楽曲制作では、谷絹が作詞とメロディを担当し、リズムやキメをオオノタツヤ、コードやリフをKtjmが担当。全員で構成や編曲を行う共同制作体制を取っています。

予測不能な展開と幅広いサウンドで、聴く人を魅了し続けているのも彼らの魅力です。ライブパフォーマンスでは、独特な世界観と観客との一体感を生み出すことでも知られています。

3人それぞれの個性が見事に調和していて、まさに三位一体といった感じです。これぞバンドの醍醐味ですね!

おすすめ楽曲5選

1. 光ってろ正義

2023年1月にリリースされた楽曲で、Chevonの代表曲の一つです。「凡人の凡人による凡人のparade」という印象的なフレーズが特徴で、無力感に支配された人々を奮い立たせるメッセージ性の強い曲です。正義の反対は悪ではなく、別の正義であるという深い洞察も込められています。

リリースから約2年が経過した現在も、ライブでの人気は衰えることなく、むしろ進化を続けています。特にライブでの歌い方は、当初のバージョンからさらにパワーアップし、より威勢のある演奏となっています。サビで観客が一斉に飛び跳ねる様子は、まさに歌詞の「parade」を体現するかのよう。バンドと観客が一体となって作り出す空間は、圧巻の一言です。

2. Banquet

2023年5月リリースの楽曲。バンド名の由来であるヤギ肉にちなんで「晩餐会」を意味するタイトルが付けられています。《善悪美醜綺麗も汚いも/余すこと無くこの身削って一生を賭けたフルコース》という歌詞に、音楽への情熱が凝縮されています。

楽曲のテーマには「自身の身を削って生み出された楽曲を晩餐会で食事してほしい」という想いが込められており、音楽に対する彼らの覚悟と狂気が表現されています。谷絹の高難度なメロディを歌いこなすハイトーンや変幻自在な声色も際立つ一曲。また、メンバーが厨房で生肉を捌いているシーンが印象的なミュージックビデオも話題を呼びました。

2023年6月9日に行われた自身最大キャパのワンマンライブのタイトルにもなった重要な楽曲で、Chevonの音楽性を最も象徴する曲の一つとして知られています。

3. ダンス・デカダンス

2024年1月にリリースされ、初のフルアルバム「Chevon」に収録された楽曲です。キャッチーなギターリフと対照的な、深いネガティブな歌詞が特徴的。うまく生きられない自己葛藤を表現しながらも、タイトル通り心も体も踊れる楽曲として仕上げられています。

ボーカルの谷絹茉優は、この曲に「窮屈になっている考え方を前向きに変えていこう」というポジティブなメッセージを込めたと語っています。サビで繰り返される「ツマンナイ思考になっちゃっている」というフレーズは、現代を生きる多くの若者の共感を呼んでいます。

リリックビデオはトキチアキが制作を担当し、ポップな色味でChevonらしく特徴的なかわいい文字で歌詞が表現されており、楽曲の世界観をより深く理解できる作品となっています。

4. 冥冥

2024年7月にリリースされ、全国29のラジオ局で7月度のパワープレイに選ばれた話題作。「明と暗、明るい人ばかりが良いと呼ばれる時代に暗くても大丈夫、暗い人こそ人の悲しみがわかる」という深いメッセージを込めた楽曲です。

オリエンタルな雰囲気漂うアレンジと、予見不可能な楽曲展開、複雑怪奇なメロディーラインが特徴的。特筆すべきは、サビが「めいめい」の同音異義語で綴られており、歌詞を目で見ながら聴くことで新たな発見がある点です。

同名の全国ワンマンツアーでは終演後のBGMとして流れ、多くの観客がフル尺でコールアンドレスポンスを続けるなど、バンドとファンの結束力を象徴する楽曲となっています。ミュージックビデオは吉田ハレラマが監督を務め、ツアーのキービジュアルイラストをコラージュした独特な和の世界観で表現されています。

5. antlion

2022年10月リリースの楽曲。アリジゴクを比喩に用いた深い歌詞と、ダークでグルーヴィーなサウンドが特徴的です。《逆三角形のヒエラルキー》《日照らずに終わるこの生涯に》といった印象的な歌詞で、社会のヒエラルキーや人生の無常さを表現しています。

「アリジゴク(antlion)」と「蟻(ant)」を巧みに用いた言葉遊びや、《愛もないよ未来もないよ》といった絶望的なフレーズが繰り返されるなど、詩的な表現も秀逸。Chevonの人気歌詞ランキングに入るなど、ファンからも高い評価を得ている一曲です。

楽曲はその後、他アーティストへの提供も行われ、新たな解釈で歌われることで、さらなる広がりを見せています。

5曲それぞれに込められた想いの深さと音楽性の高さに驚かされます。特に歌詞の世界観は、何度聴いても新しい発見があって飽きることがありません。バンドの真摯な姿勢が伝わってくる素晴らしい楽曲群ですね。

活動の軌跡と今後の展開

2022年からライブ活動を開始し、2024年2月には待望の1stアルバム「Chevon」をリリース。同年7月からは初の全国ワンマンツアー「冥冥」を開催し、全公演ソールドアウトを記録。追加公演も決定するなど、その人気は着実に広がっています。

2024年11月にはファンクラブ「ヲ肉食ベタイ倶楽部」を開設し、ファンとの距離をより近づける取り組みも始めています。また、香取慎吾とのコラボ楽曲「Circus Funk」がドラマ主題歌に起用されるなど、活動の幅も着実に広がっています。

北海道発のバンドがここまで全国区になるのは本当に素晴らしいですね。これからの活動がますます楽しみです!

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さいごに

結成からわずか3年余り。独自の世界観と確かな音楽性で、着実にファンを増やし続けているChevon。彼らの音楽は、現代を生きる私たちの心に深く響きます。今後の活動にも、ますます目が離せません。

Chevonの魅力は、まだまだ語り尽くせないものがありますね。これからも要チェックのバンドです!

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